帰化した雑草の前に立ちはだかるイネ科のヨシやススキそしてクマイザサ。雑木林のなかでも熾烈な戦いを見ることが出来ます。したたかなイエローインベーダーはその間隙を縫って着々と橋頭堡を築いていくのです。
(月形町と美唄市(峰延)を結ぶ道道沿いの耕地防風林にて観察)
しかしセイタカアワダチソウたちも、日陰は余り好きではないらしい。白樺の林内には笹が群落を作っており、なかなか進入できないでいます。したがって樹木が少なく日当たりのよいところには、すかさずはびこってくるようです。
確たる証拠はありませんが、長年観察していると昔から群生していたオオハンゴンソウは、路傍に定着したアワダチソウ類にすみかを奪われ、奥の方に後退していくことが多いように思われます。何カ所かで定点観測(撮影)すると様子が分かるのですが。
(岩見沢市日の出町にて)