植栽可能地域植栽適正地域


シンボルマーク

基本分類 耐陰性 鑑賞花木 開花季節
紅葉 カラーリーフ系 鑑賞果実 飲食用
道内自生種 雌雄異株 耐潮性 その他の特徴

特性による区分

  • 開花期:*月
  • 成長性:*
  • 耐寒性:*
  • 耐陰性:*
  • 耐潮性:*
  • 耐湿性:*

用途による区分

  • 公園樹:○
  • 街路樹:△
  • 記念植樹用樹木:△
  • シンボルツリー:×
  • 庭園背景樹:△
  • 生垣、目隠し:×
  • ボーダー:×
  • 根締め:×
  • その他:*

ウワミズザクラ

(別名)

Prunus grayana

プルヌス グラヤナ

12345

分類

バラ科 サクラ属

原産地

北海道西南と本州、四国、九州

標準区分

落葉性、高木性、広葉樹

特徴・性質

 6月上〜中旬にかけて咲く花は、いわゆる「さくらの花」というイメージではなく、小さな花びらが集まり、稲穂のように咲きます。花色は白と決して派手ではないのですが、樹幹いっぱいに広がる姿は見事です。また秋になり、赤から黒色に熟していく果実は、とても印象的で、英名が示す Japanese Bird Cherry の通り、野鳥が好んで食べるので、この木の周りにはたくさんの幼苗が生えています。

穂状に咲くウワミズザクラ

庭先で満開のウワミズザクラ

 ウワミズザクラは昔から人々の生活と関わりの強い樹木で、古来この材のことを波波迦(ははか)と呼び、材の上面に溝を彫り(和名ウワミズザクラの由来とされます)その材を火の中に入れ、亀の甲羅を焼いて、甲羅のヒビの割れ方により吉凶を占ったりしました(亀甲占い)。ウワミズザクラの材はとても堅く、地方により金剛桜と呼んだり、鉈柄(なたづか)とか呼ばれ、版木、彫刻材、さらに樹皮は俗にいう樺細工に使われました。ウワミズザクラの花の香りが、アンズの種の仁に似た香りがあるところから、新潟では花のつぼみの塩漬けを「杏仁子(杏仁香)」(あんにんご)と名付け食用にしたり、若い果実(緑色の時)を果実酒にしたものを「あんにんご酒」と呼んで珍重します。

あんにんご

あんにんごの塩漬け(新潟県越後川口特産)

 ウワミズザクラは条件が揃うと樹高が10m位と大きくなるので、庭木として利用するにはやや制約がありますが、5月下旬に咲く涼しげな姿は、観賞価値に優れます。

補足説明

 このほか近縁種に、エゾノウワミズザクラがあります。