コニファーの種類と特性

国内で生産されている種類

 北関東から九州に至る地域で量産されており、そのうちの一部が道内に入ってきています。生産コストの問題から、成長の遅い道内の生産は、緑化用、造林用として大量消費されるアカエゾマツ、トドマツ、ニオイヒバなどの実生苗に集中していて、園芸用のいわゆるコニファーの生産は極めて少ないのが現状です。
 別表には現在生産されているコニファーについて掲載していますが、道内で利用する場合は、北関東など少しでも寒さの厳しい地域で栽培したものが無難でしょう。特に耐寒性についてグレーゾーンにある種類では越冬の際に産地の影響が出てくるようです。帯広で生産している真鍋庭園苗畑さんのコニファーなどは耐寒性にあるもの、寒さに馴らしたもので安心できます。札幌や函館など帯広より暖かいところでは越冬できる種類が結構あると思いますので、後述の「コニファーの特性と耐寒性指標」の表を参考にして下さい。