色彩のコミュニケーション

第4話 みどりは緑色にあらず

 さて私たちは樹木などの植物を「緑」という色名で表すことがあります。結論からいうと色彩学での緑と葉の色とは明らかに色調が異なります。最近よく目に付く針葉樹の園芸品種の名前に「エメラルド」、「ライム」など色名を冠したものがあります。これらも実際の色とは異なることが多いのです。そんな固いことを言わなくてもとおっしゃらないで下さい。業界独自の言葉だけでコミュニケーションを計ろうとすれば誤解が生まれます。色に関して言えば私たちの業界はごく少数派であることを自覚する必要があるでしょう。

(暫定掲載・執筆途中)


次のPDF文書には植物に関する緑系の色見本を掲載しています。
ただし、皆さんのパソコン環境やプリンターによって正確に色調が再現されない場合があります。あらかじめご了承下さい。

緑系の植物色見本 (PDF)